さきちゃん
さきちゃんは、8才の黒ラブの女の仔。
この写真は、Aさん宅に迎えられた頃のさきちゃんです。
さきちゃんは、これまで様々な病気や怪我を患ってきました。
生後1年でてんかんを発症。
同じ時期、Aさんはさきちゃんの異変に気づきます。
背中を撫でていると、ゴツッとしたものが手に触れたそうです。
最初に行った病院で、悪性の腫瘍と診断されます。
当時のアルバムを見せてもらいましたが、
凝視できない程 惨い手術痕でした。
背中三箇所に、数十センチもの縫合。
先月末、さきちゃんに会いに行きました。
肝臓の状態が悪く毎日のように点滴をしているさきちゃん。
フードも食べられず、血便が出ていました。。
初めて会った頃と比べると、
ずいぶんと痩せてしまったさきちゃんの身体。
ラブは大型というのに、中型犬ほどに小さくなっています。
あまりの変わりように息を呑みました。
私の姿を見ると、嬉しそうに尾っぽを振ってくれます。。
「さきちゃん、苦しいのに挨拶なんてしなくていいのよ」
その日は、隣市の病院に初めて行く日でした。
この病院は、わが家の三太がお世話になった病院です。
さきちゃんは、看護師さんが通るたび
診察台から尾を振っていたそうです。
飼い主のAさんに似て礼儀正しいさきちゃん。
連休中の急変に備え入院を希望したのですが、
血液検査は深刻な貧血状態でした。
長年のてんかんの薬が肝臓や腎臓を傷めていたそうです。
さきちゃんの命は数日と宣告されました。
Aさんは既に覚悟していました。家で最期を看取りたい。。
帰りの車の中。
さきちゃんは、車の中では決して横にならないそうです。
お座り状態で通すさきちゃんが、クッションを枕に眠っています。
眠っているというより目を開けるのもきついのでしょう。
時々涙を拭きながら後部座席のさきちゃんを覗くAさん。
「あぁ、さき、生きてます。」
お宅に着き、さきちゃんとお別れを言いました。
立っているのがやっとというのに
身体を撫でると、さきちゃんはしっぽで応えてくれます。
さきちゃんの事が気になりながら
連休中のシッターの仕事を続けていました。
3日後の午後、自宅の電話が鳴りました。Aさんでした。
「さきちゃん、どうしてますか!?」
・・・・・・
「さきは、あの翌日に亡くなりました。
主人がmikeさんに直接お会いしてお礼を言いたいと・・
突然ですみません。近くに居ます。
お伺いしてもよろしいですか?」
5月1日の夜8時
ご夫婦の腕の中でさきちゃんは息を引き取りました。
1時間も苦しんだそうです。
仕事が深夜に至る事も多いご主人。
その夜は早めに帰宅できたそうです。
おとうさんとおかあさんの許から逝けてよかったね、
さきちゃん
先日、お骨になったさきちゃんに会いに行きました。
さきちゃん、おかあさんからあなたの話をたくさん聞きましたよ。
小さい頃のさきちゃん。病気で頑張ったさきちゃん。
てんかんの発作の凄まじさ。近所の犬から咬まれ縫った事。
そして、腫瘍摘出の大手術。
「さきが残したものを見てください」
Aさんから通され、お風呂場へ。
やんちゃな頃にさきちゃんが齧った床や柱、お風呂の蛇口、
至る所にさきちゃんを感じました。
さきちゃんは、きっとここにいるのね![]()
大好きなおとうさんおかあさんの側で、
笑ってるんでしょうね、さきちゃん。
あなたに会えて本当に良かった。
有難う、さきちゃん。
安らかに






































最近のコメント