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2007年5月 9日 (水)

三太の余命

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悪い予感が現実となった。

あの早朝、夫は三太を連れて宮崎大学動物病院へ向かった。
2軒目のシッティングが終わり、次のお宅へ向かおうとした時、私の携帯が鳴った。
夫からだった・・・。

「今、CTを見せてもらった。三太の目の奥に腫瘍ができてた。もう手の施しようがないほど大きい腫瘍だ。手術もできないそうだ。その腫瘍のせいで鼻の骨は曲がり、右目の眼球は押されて楕円形になっていた。眼球を支える骨は溶けてしまっていた。」

「・・・・・・・・」

気が遠くなるようだった。

お客様のお宅の駐車場、
声を上げて泣いた。
三太の異変に気づいてあげられなかった。

040201_1957001_3 検査して1週間後の今日、ようやく結果がでた。
宮大のH医師と直接電話で話した。

『 扁平上皮癌 』 それが三太の病名。

冷静に聞こう・・・  
先生の言葉がテープのように流れていく。 
しっかりしなくては! 聞き逃すまいと紙に書き留める。

「先生、私達は三太に何をしてあげればいいのですか?三太は本当に治らないんですか!?漢方薬で効く薬、ご存知ないですか?嫌がる三太に水やミルクを強引に流し込んで生かそうとしているのは、私達のエゴでしょうか?三太は苦しいんですか?痛いんですか?安楽死が、今の三太にとって一番いいのですか!?」

矢継ぎ早に質問しながら涙声になる。

H医師は冷静に淡々と・・しかし優しい口調で続ける。
「人間で言う末期の癌患者と思ってください。悪性がんです。
癌が広い。
手術すると顔全部がなくなる位それは広がっている。
手術で治った症例はない。もくもくと大きくなる。止めるのは難しい
鼻全部(骨溶かしてる)。目に入り込んでる。突然死はない。
痛くないかというと、それはあり得ない。
人間のように
痛みを訴えることができないですからね。
エゴ・・そう思われる方は多いです。安楽死は私達医師が決めることではないです。
飼い主さんの判断です。でも安楽死は立派な選択肢だと私は思います。」

三太の8才の誕生日 5/5は、三太に「おめでとう」を言えなかった。
その日、これから必要になるであろう おむつを買った。

この一週間で体重が更に450g減った。
トイレには今、自力で行っている。
トイレ後、必ず「ニャーン」と鳴く。
「僕はまだ大丈夫だよ!」とでも言ってるかのように。
そして、私達のアゴや手にスリスリ。
いいんだよ。それどころじゃないでしょ?
三太の毛をブラシでとく。
その時は、いびきのような息遣いが止まる。


皆さんのコメントに応えることができませんでした。すみません。
お一人お一人の優しい思いやり、本当に嬉しかったです。
これから先、三太と明るく楽しく♪ 普段と変わらない生活を送ろうと
思っています。 




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コメント

三太君頑張っていますよね。ヤッパリ鼻の癌だったのですね。
痛がらないと思います。我が家のココちゃんも痛がりませんでした。鼻から血が出ていて止まらなくても痛がりませんでした

三太君の為にお祈りします。何時もの通り幸せな日々で終わりますように。大好きなお父さん、お母さんと一緒にいられますように。
辛くても頑張ってくださいね。   姉御 より

投稿: 外山たかね | 2007年5月10日 (木) 午前 01時06分

励ましや慰めにならないと思うけど…前に飼ってた猫のこと話すね。
交通事故で横隔膜が破裂して、呼吸が困難になった猫がいたの。
獣医は「もってあと3ヶ月くらいです」って。安楽死を薦められた。
でも家族会議でそれはしなかったの。
そしたら…なんとそれから5年も生きたよ!はしゃぐと呼吸が苦しくなる程度で。
今もお母さんと「あの時安楽死させなくてよかったね」と話題になります。
でもどういう決断をしてもきっと間違いではないと思う。
これからの時間、他の子が嫉妬するくらいうんとかわいがって^^

投稿: ihara | 2007年5月10日 (木) 午前 03時14分

必死に生きようとする三太くんの姿が見えるようで何ともいいえません。涙が出てきて・・・。
親御さんも辛いかと思いますが背一杯可愛がってあげてください。
我が家の飼い猫も今更ながらですが生活の変化には十分気をつけます。
大したコメント出来なくてすみません・

投稿: アメリオ | 2007年5月10日 (木) 午前 04時05分

三太くんの痛みや苦しみがどれ程なのかを想像するより術の無い・・・のが、父さん母さんとして辛い事でしょう。。お二人の心の痛みが暗雲垂れ込む空のように今にも降り出しそう・・・。
 ノーテンキな言い方ですが、子供の頃に三太くんは、猫きちさんご夫婦の元に家族として暖かく迎えられ、一度生まれ変わっていると思います。沢山愛を知って生活出来ました事・・・三太くんはとっても喜んでいると思います。  偉そうでスミマセン。 

投稿: コニファー | 2007年5月10日 (木) 午前 08時20分

時々見させていただいていました
なにもしてあげることができない そのことがお辛いでしょうね
でも お父さん お母さんがいつもそこに笑顔でいてくれるだけで 三太ちゃんは嬉しいのだと思います
愛する者との別れというのは 本当に受け入れがたいですね…
何故?何故?何故?という言葉しか出てこない…
おっしゃるように どうぞ 普段どおり 三太ちゃんとお過ごしください 三太ちゃんにとってもそれが一番幸せなのでしょうから・・・

投稿: タロウの母 | 2007年5月10日 (木) 午前 09時07分

なんと言ったらいいのか・・・。何も言えません。猫ねーさん、ご主人、ベストを尽くされておられると思います。優しいお二人で三太君は幸せだと思います。

投稿: B.ハート | 2007年5月10日 (木) 午前 10時36分

言葉が有りません。
ただ、ここで書けることは、

猫きちサンFaを両親に選んで三ちゃんは幸せだということ。

選択はされていると思います。
迷ったときは、三ちゃんが教えてくれるでしょう。

投稿: キョンキョン | 2007年5月10日 (木) 午後 01時03分

お話を読ませていただいて、すぐに言葉が出ず
お手紙かけませんでした。

猫きちさん、だんなさん、にゃんちゃん達、に囲まれた生活が三太君には幸せで大切な時間なのでしょうね。

三太くんにのんびり・ゆったりと
沢山の愛をあげてくださいね。

投稿: 理奈 | 2007年5月10日 (木) 午後 03時11分

なんと言っていいかわかりません・・

ただ、三太君が精一杯生きてみんなに囲まれて
穏やかに暮らせることを祈るだけです。

投稿: ふーちゃん | 2007年5月10日 (木) 午後 09時35分

姉御さん
コメントやメッセージ、ありがとうございました。
>痛みはない。魂が浮遊している。
姉御さんの言葉で、少し楽になりました。
三太が元気を取り戻せるよう、家族でバックアップしていきたいと思います。

iharaさん
そういう奇跡もあるんですね。
5年も生きたの!
私達は神様じゃない。
安楽死は、頑張っている三太を裏切るようで・・。今の所は考えていません。
でもこれから先が全く見えないの。
ただ、湿っぽいのはやめました!!
めげそうになったら助けてね。

アメリオさん
いつもコメントありがとうございます。
>大したコメントできなくて・・
なんて、とんでもないです。
あたたかいお言葉、しっかり心に届いています。

コニファーさん
三太は幸せでいてくれたでしょうか。
だといいですけど。
彼は、私達にそれはたくさんのものをくれました。
トロもそうですよね♪

タロウの母さん
初めまして!コメントありがとうございます。
優しいコメントにまた涙が・・。
ヤワな自分に腹が立ちます!
タロウちゃんは、ワンコですか?ニャンコですか?
また、ブログにいらしてくださいね♪

B.ハートさん
何度も連絡ありがとうございました。
私はもう大丈夫!
この1週間で強くなりました。

キョンキョンさん
コメント、ありがとうございます。
そうですね、三太が教えてくれますよね!
三太第一に考えていこうと思っています。

理奈さん
今日は、電話ありがとう。
たくさんの命をおくっている理奈ちゃんだからこそ
言えることです。
ほんとうにありがとう!

ふーちゃん
コメント、勇気付けられていました。
とっても嬉しかったです。
あの子、とうとうふーちゃんんチの子になったんですね!
ヨカッタ~~♪


投稿: mike | 2007年5月10日 (木) 午後 09時44分

猫きちさん、あまりのショックに
何も言葉を掛けることが出来ませんでした。

私は本当にたくさんの猫ちゃん達をみてきていますが
猫きちさんのお家の子になれただけで、
三太くんは、とびきり幸せだと思います。
こんなに優しいママとパパがいるのですから。
1日でも長く三太くんと穏やかな時を過ごしてくださいね。

投稿: 新月 | 2007年5月11日 (金) 午後 01時05分

新月さん
新月さん、有難う!
賢くて優しい三太が弱っていくのをただ見守る私達。
茶々丸の病気と上手に付き合っている新月さんご夫婦のお気持ち、
今はっきり分かったような気がします。

あんずさん
メール、ありがとうございました。
あんず師匠、やはり師匠と私は似ています・・・。

投稿: mike | 2007年5月11日 (金) 午後 09時29分

寄り添って・・・
見守って・・・・
1日、1日を大切になさって・・・
「念」を猫姉さんと三太くんに送ります!!祈ってます!

投稿: キティ | 2007年5月13日 (日) 午後 04時13分

キティさん
「念」を送ってくださって
有難う!!!
2週間前はプクプクしていた三太。
今じゃ痩せちゃって、上から見ると骨がはっきり見えます・・。
でも三太は頑張っています。

投稿: mike | 2007年5月13日 (日) 午後 06時37分

はじめまして、うちの猫みをなも三太君と同じ時期に
同じ余命宣告をされました。
症状はたぶんうちの方が悪いかなと思います。
一年前から、鼻か目の裏に腫瘍があるのではないかと
何度も病院に行き、検査を頼みましたが
「歯槽膿漏でしょう」といって調べてももらえませんでした…

抜歯し、半年以上も抗生物質を飲み続け
いよいよ良くならないのを見て「癌かも」と
言われました。大学病院にかけこんだ時には
目の奥の出血はひどく腫瘍は1センチにもなっていました

平成3年生まれでもともと3キロしかないのですが
2キロ半まで落ちました
末期でも手術をうける体力があるうちにすべきこと、
相談した結果、胃ろうチューブをいれました

食べられなくなり、餓死するのではないかと思った時期があり、
胃ろうチューブなら、「おなかすいた」けど
「痛くてたべられない」を避けてあげられます
内臓が健康であることが条件になるようです

薬も(抗生物質とアミノアップをのませています)
食事も定時に与えられて、お腹一杯になれて
出血はあっても、のんびりする時間をもっています

私が学生の頃から、2人で生きてきたうちの子です。
考えるだけで、会社に行けなくなりそうですが
今日も、いつも通りすごしたい猫の気持ちを
かなえてあげたいですよね♪

投稿: miwona | 2007年5月16日 (水) 午前 12時41分

こんばんは。
10年近く前の記事に突然のコメントすみません。
検索していたら、こちらの記事にたどりついてブログを読みコメントしてしまいました。

我が家の猫も先月『扁平上皮癌』と告げられました。
12歳の女の子です。
突然の宣告にまだ受け入れられない私です。
すごくお利口で他の猫の面倒見もよく、何でこんなにいい子が癌になるの?毎日ネットで調べてます。私も宮崎で、宮崎医大動物病院のH先生に診て頂きました。抗がん剤治療を勧められましたが、入院させなきゃいけないのと、治療しても寛解になるだけで完治はしない、ただ延命でしかないと聞かされ緩和治療を選びました。その選択も良かったのか分かりません。2日に一度、近くの動物病院で点滴と餌やりに通院してます。もう餌も自分で食べないので、注射器で食べさせ抗生剤と鎮痛剤を飲ませてる状態です。顔から膿も出るので出してあげたりしていますが、痛いのかすごく嫌がります。
安楽死も考えますが、まだ歩けるし鳴くし、なかなか踏み切れません。
こうやって食べたくない餌をやり1日1日をずっていくのは、あの子にとって苦しめてるだけなのかなとか考えます。どうしていいか分からず毎日ネットで調べますが、涙が出る事ばかり…
家族みんなが辛くてたまらい気持ちです。
もし、良かったらお話を聞かせていただけないでしょうか?
宜しくお願いしますm(__)m

投稿: みぃ | 2016年1月15日 (金) 午前 12時28分

先日は突然のコメントすみませんでしたm(_ _)m
昨夜、お星様になりました
最期は、そこまで苦しまなかった様な感じでした
ありがとうごまざいました

投稿: みい | 2016年1月19日 (火) 午後 11時36分

みぃさん

投稿: | 2016年1月24日 (日) 午後 03時52分

みぃさん、猫ちゃんのご冥福お祈りいたします。
コメントを見るのが遅れ、本当に申し訳ありません!
パソコンのインターネットが昨年から機能しなくて、
放置状態でした。 もうすでに9日も経ってしまって・・
すみません!

扁平上皮癌という残酷で非情な癌。
本猫の苦しみを見守るしかないのは毎日、
辛い日々だったとお察しします。
どうして?こんなにいい仔に限ってどうして・・
胸が引きちぎれる思いでした。今もその時の感情は
忘れていません。

三太が残したカーテンのシミ・・血液は未だに捨て
られません。カーテンを開け閉めする度に、三太を
思います。

悲しみは時が癒してくれます。
逆を言うと、時間しか癒してくれません。
でも猫ちゃんとの想い出は、消えない火種のように、
みぃさんの心に灯り続けることと思います。

こんなに時間が経ってしまい、申し訳ありません。
猫ちゃん、やっと楽になりましたね。
どうか安らかにお眠りください。


投稿: mike | 2016年1月24日 (日) 午後 04時02分

こんばんは
お返事ありがとうございますm(__)m
かなり前のブログにコメントしたので、もしかしたらもうしてないかも…と思ってました
しばらくして見てみたら返事が書いてあったのでスゴく嬉しかったです!
私も返事が遅くなりすみません
mikeさんのコメントを見て涙が出ました
ホントその通りで、私もウリちゃんの事ばかり思い出します
ああしてやれば良かったとか、あの時こうすれば良かったとか考え後悔したり…
何で早く気づかなかったんだろうとか…
無理やり餌を注射器であげたり、水を入れてあげたり嫌がるのに膿み出ししたり…
何が良かったのかホント未だに分かりません
容態が急変する日も動物病院に連れて行ったのも良かったのか悪かったのか…
動物病院から帰ったら後ろ足が立たなくなってそれから寝たきりになり次の日の夜中にお星様になりました
でも、最期はホント苦しまずに穏やかでした
ウリちゃんの事ばかり考えて寂しくて寂しくてたまりません
ひょんな事から、ウリちゃんそっくりのキーホルダーに巡り会い、取り寄せて家族みんなでそのキーホルダーを持ってます!
こんなに残酷な癌があるなんて思いもしなかったです
mikeさんも同じ宮崎県に住んでらっしゃるのですね!
mikeさんのコメントを見てスゴく我が家と共感しました
もし良かったらmikeさんと会ってお話がしたいです!どうですか?
決して怪しい者ではないです!
ただ、いろんな話が出来たらいいなぁーと思いまして
mikeさんが良ければ、いろいろお話させて下さい!

投稿: みぃ | 2016年2月 7日 (日) 午前 12時05分

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